第56回 もいわ夏まつり大盛況!

 藻岩地区町内会連合会と藻南商店街振興組合が主催する「もいわ夏まつり」は、南区最大規模の恒例行事です。

 第56回目となる今年は、晴天に恵まれ、芝生広場には色とりどりのレジャーシートやテントが並び、家族連れや友人同士の楽しげな声があふれました。

  会場には27の出店が軒を連ね、フリーマーケットや交通安全コーナー、赤十字の展示と売店なども充実。午後には無料のゲームコーナーが始まり、続々と市民が集まりました。

 野外ステージでは、元気いっぱいの「キッズチアダンスバニー」が息の合ったダンスを披露し、観客から大きな拍手と声援が送られました。さらに、「極真空手」の迫力ある演武や、「琉球舞団昇龍祭太鼓」(りゅうきゅうぶだん しょうりゅうさいだいこ)によるエイサーの演舞が祭りを盛り上げました。

  ステージ横では、10人の職人による氷彫刻の実演も行われ、それぞれがチェーンソーを巧みに操り氷柱を削る姿に来場者の視線が集まりました。 

  午後4時半からは、豪華景品が当たる「ビンゴゲーム大会」。4Kテレビや定山渓温泉ペア宿泊券などを目指して、番号が発表されるたびに歓声が上がり、会場は大いに盛り上がりました。運営には札幌藻岩高校の生徒さんがボランティアとして参加し、爽やかな笑顔で祭りに彩りを添えてくれました。

藻岩高校のボランティアさん
藻岩高校のボランティアさん

 夕方には歌謡ショー、そして午後7時からは「大抽選会」。ビンゴ券に付属する抽選券を使った再チャンスに、会場の期待が高まりました。名前が読み上げられるたびに、温かい拍手と羨望(せんぼう)のため息があちこちから聞こえてきました。

 そして午後8時、夜空を彩る打ち上げ花火がフィナーレを飾ります。大輪の花が次々と咲き、会場からは感嘆の声と拍手が響き渡りました。

 

 今年も「もいわ夏まつり」は、地域の絆と笑顔に包まれながら、盛況のうちに幕を閉じました。

取材:もいわ塾4期生 小松功顕