7月13日は「飲酒運転撲滅の日」です

藻岩地区町内会連合会(藻岩連町)は「夏の交通安全街頭啓発活動」を7月16日10時半から道新岸販売所前(川沿8条2丁目)で行いました。激しい降雨のため、国道230号(石山通)沿いでの旗振り活動は中止しました。
道や札幌市は夏の交通安全運動を、毎年7月13日から10日間実施しています。これは、2014年7月13日に発生した重大な「飲酒ひき逃げ事件」の教訓を長く語り継ぐためで、道が翌年11月に7月13日を「飲酒運転根絶の日」と定める条例を制定したことに始まります。

事件は夕方発生しました。歩道を歩いていた海水浴帰りの女性4人(29~30歳)が、車にひかれ3人が死亡、1人が頸椎(けいつい)骨折の重傷を負いました。
犯人は、朝4時から約12時間にわたって断続的に飲酒し、事故時にはスマートフォンを操作していて約15秒間前方を見ていませんでした。さらに犯人は事故後、被害者を放置してコンビニへタバコを買いに行き、友人に即されてようやく通報したといいます。
裁判では当初、「過失運転致死傷罪」とされましたが、遺族が7万人以上の署名を集め、「危険運転致死傷罪」に訴因変更となって、懲役22年の実刑が確定しています。

雨の中、司会者が、南区や南警察署などからのご来賓のご紹介を手短に行い、大谷聡美南区長や連町村上剛会長らから、当日の出席者の皆さんへ、活動の趣旨説明と、とねぎらいの言葉が述べられ、この日の旗振り活動の中止が告げられました。
■令和7年 夏の交通安全運動の重点は以下の通り
1.飲酒運転の根絶
2.自転車利用時のヘルメット着用と自転車・バイクの交通事故防止。
3.スピードダウンと全席シートベルト着用の徹底
4.こどもを始めとする歩行者の安全確保と高齢運転者の交通事故防止

2025.7.16取材