地域に笑いを届けたい

 アマチュア落語家 京極 祐輔さん(川沿第3町内会


 

 本格的に寒くなってきた12月中旬、もいわ地区センターは笑いに包まれていた。

 それもそのはず、「落語」が行われていたのだ。

 演じているのは、京極祐輔さん。芸名は、二代目本田屋千瓢という。扇子や手ぬぐいを使い、落語の登場人物になりきり、その人物が浮かんで見えてくる。

 

 

 京極さん、実はアマチュア落語家で、普段は落語など全く関係ない普通のサラリーマンであるというから意外だ。

 京極さんは大学時代に落語研究会(通称:落研)に所属しており、20歳からアマチュア落語家として活動して、落語歴は20年程だという。

 ちなみに、落研時代の先輩に上方落語で活躍している林家卯三郎師匠がいるという。

 京極さん自身が好きな噺家は、江戸落語では立川談志、先代柳家小さん、三遊亭圓生。上方では、桂枝雀だそうだ。

 


 

 また、学生時代には、落研の他に学生劇団に所属しており、現在も落語家や劇団員として様々な顔がある。本人曰く、人前で演じることや喋ることが好きなのだという。

 

 インタビューで伺って特に驚いたのが、落語の覚え方である。

 CDや動画サイトを参考にしているというのが今風なのと、一字一句覚えるのではなく、「流れ」を覚えて、少し言葉を変え、自分なりにアレンジを加え、より面白く、伝わりやすくしているところが独特だ。新しい目線で落語を話しているその姿が新鮮だった。

 

 

 そして最後に、これからの川沿地区にどうなってほしいか聞いてみた。
 京極さんの夢は、喫茶店兼劇場を建てたいというもの。余談だが、コロナ前には自宅を解放して落語会を開いていたという。それを復活させ、さらに大きくして、そこで落語や劇を披露したいとのことだった。3
年前に川沿地区に今の自宅を見つけ、一目惚れして引っ越してきたというが、人が暖かく、繋がりが多く居心地がとても良い、と笑顔で話す。


 ぜひ一度京極さんの落語を聞いて、笑って欲しい。

 

取材・東海大学国際文化学部デザイン文化学科 横山颯真